私と子どものこと

子どもが適応障害に――夫の不倫と副業が壊した家族のかたち

夫の浮気と副業が、私たち家族に与えた影響は想像以上に深刻でした。
とくに、我が子が「適応障害」と診断され、不登校になってしまったことは、私の心を大きく揺さぶる出来事でした。

「このままでは、この子が壊れてしまう」――そう感じた私は、夫と距離を置くことを決意しました。
これは、私が母親として選んだ“家を出る”という選択の記録です。

夫を一生許せないと思った日

別居を決めたとき、私は「夫のことを一生許すつもりはない」と心に誓いました。
表面上は穏やかに見える別居ですが、その裏には長年の怒りと深い絶望があります。

きっかけは、子どもが適応障害と診断されたことでした。
原因は「クラスになじめなかったこと」だと夫は思い込んでいますが、実際には違います。

子どもが知っていた、父親の裏の顔

子どもは小学生のときに、すでに夫の不倫を知っていました。
しかも、浮気相手が複数いること、私より先に気づいていたのは子どもでした。

子ども

「パパ、浮気してるよ」

そう打ち明けてくれたとき、どれだけ勇気を出したかと思うと、今でも胸が苦しくなります。
私を傷つけないようにと、誰にも言わず一人で抱えていた我が子。
その姿を思うと、私は夫を人として絶対に許せないと感じました。

7年前の浮気と、母としての私

7年前にも、夫の浮気がありました。
子どもはまだ幼稚園児で、私は「知られちゃいけない」と必死に笑顔をつくって毎日を過ごしました。
辛くても授業参観や発表会に参加し、家庭では明るくふるまっていました。

誰にも相談できず、唯一話したのは実母と親しいママ友だけ。
夫の名誉のために、周囲の共通の知人には一切話していませんでした。

詰めが甘すぎた夫と、知られてしまった真実

そんな私の努力をよそに、夫はあまりにも無防備でした。
結果、子どもは夫の浮気と、さらに“いかがわしい副業”の存在までも知ってしまいました。

これは、子どもが適応障害になった最大の要因です。


私は大学病院の児童精神科の先生にすべて話しました。
「夫は性依存症の傾向があるのでは」と尋ねたところ、先生からも「その可能性はあると思います」と言われました。

副業について、今はまだ話せない理由

夫の副業については、現時点では詳しく書くことができません。
離婚調停などは始めておらず、表面上は「穏便な別居」の形をとっているため、下手に手の内を明かすことができないのです。

いつか、すべてを明かせる日が来たら、詳細をブログに書きたいと思っています。

今、私たちが過ごしている穏やかな時間

今は、子どもと私、2人で静かな日常を送っています。
子どもはまだ引きこもりがちですが、週末は一緒に買い物に出かけるなどして、少しずつ外の空気を吸う機会を増やしています。

私は強い母親ではありません。
でも、「この子を守りたい」という気持ちだけは、何よりも確かです。

次回予告:久しぶりの家族団らん

先日、私の両親と子どもと4人で、久しぶりに一緒に外食へ行きました。
そのとき感じたこと、私が救われた思い――。次回の記事では、その出来事について綴ろうと思います。