浮気や裏切りの中でも、なぜか妙に引っかかる出来事があります。今回は、夫のLINEアイコンが「子どもの小さい頃の写真」だったことで、浮気相手の女性に交際を断られたという不思議な一件について綴ります。その背景には、家族を思いやる心の欠如と、加害者意識の希薄さが見え隠れしていました。
「お子さんですよね?」浮気相手からの一言
罪悪感を抱いたのは夫ではなく、相手女性だった
ある日、夫のスマホに残っていたLINEのメッセージを偶然目にしました。
そこには、見知らぬ女性からのこんな一言が。
「今日は楽しかったです。でもLINEのアイコンって、お子さんですよね?
やりとりをするたびに、お子さんに申し訳ない気持ちになります。
お付き合いはお断りさせていただこうと思います。」
その言葉を見たとき、思わず「え?」と声が出そうになりました。
浮気をしていたのは夫のほう。でも、子どもへの罪悪感を抱いていたのは、まさかの浮気相手だったのです。
“母としての視点”を持ってくれた彼女の言葉には、皮肉にも救われるような気持ちになりました。
夫の浮気は理性では止まらない
「申し訳ない」と言いながら繰り返す裏切り
7年前の浮気でも、夫は相手の女にこうメッセージ送っていました。
「奥さんに悪いな」
「彼氏に悪いな」※相手は彼氏持ちのシンママ
けれど、その「悪いな」は、本気の反省ではなかったように思います。
楽しい・刺激的・バレなければOK――そんな感覚で浮気をしていたのだと、後になってわかりました。
自分も既婚者、相手にもパートナーがいる。
その“背徳感”がむしろスリルを増幅させていたのかもしれません。
浮気相手の女性は、良心を働かせて「やめよう」と言ったのに、夫にはそれすら芽生えていなかった。
そこに私は、深い虚しさと怒りを感じました。
私は、同じ土俵には立たない
「やられたからやり返す」は私の選択肢にはない
夫に裏切られたとき、私の心にも当然ながら怒りと悔しさが湧きました。
でもだからといって、「やられたから私もやり返す」という行動には出たくなかったのです。
- 誰かを裏切ること
- お金で買うような関係
- 理性を失った快楽に溺れること
それらは一時的な満足かもしれませんが、私の価値を下げるだけ。
そんな生き方を、私はしたくありませんでした。
自分がされて嫌だったことを、他人にもしない。
これは“私自身を守る”ために選んだ生き方です。
LINEアイコンに子どもの写真を使う理由
“子煩悩アピール”なのか、それとも別の目的か
夫のLINEアイコンは、ずっと子どもが小さかった頃の写真のまま。
特に子育てに積極的だったわけでもないのに、なぜ変えないのでしょうか。
- 子煩悩な父親に見せたいのか?
- 家庭的な印象を演出したいのか?
- 単純に“いい人っぽく”見せたいだけなのか?
理由は定かではありませんが、今では子ども本人が
「正直、迷惑」
と言っています。
思春期になり、自分の写真が父親のアイコンとして使われ続けることに、強い違和感を抱いているようです。
それでもなお、夫がアイコンを変えないのは、“自分のため”なのでしょう。
子どもや家族への配慮ではなく、自分のイメージ戦略の一部に過ぎないように感じます。
どこかズレている、夫の自己演出
自分に酔うタイプの人間が選ぶ“アイコン”とは
夫は過去に、似顔絵風のアイコンを使っていたこともあります。
誰かに描いてもらったのか、アプリで作ったのかは分かりませんが、「自分大好き」感がにじみ出ていました。
実は夫の父親も、自分の写真をスマホの待ち受けにしていたタイプ。
もしかすると、“自己肯定感の方向性がズレている”のは、遺伝なのかもしれません。
表面上は家族思いに見せかけても、その中身は「自分がどう見られるか」ばかりを気にしている。
そんな“演出された父親像”に、私は何度も違和感を覚えてきました。
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