夫の不倫が発覚したあの日から、私の心はゆっくりと崩れていきました。
子どもを守るために、家庭を壊さないために、私は笑顔を装いながら毎日をこなしていました。
このブログは、あの頃の自分の気持ちを整理し、少しずつ立ち直っていく過程の記録です。
同じように心を痛めている方へ、何か伝えられることがあれば嬉しいです。
あの日、私の世界は音もなく崩れていった
夫の裏切りを知ってから、
毎日「もう消えてしまいたい」と思うようになりました。
当時、夫の転勤で遠く離れた場所に住んでいた私は、
頼れる家族も友人もおらず、孤独の中で絶望していました。
母からは「浮気してるんじゃない?」と何度も言われていました。
夫は「仕事」と言って朝帰りを繰り返していたのに、私は「そんなことないよ」とかばっていたのです。
でも結局、母の勘は的中していました。
遠く離れた実家には簡単に帰れず、子どもと一緒に帰省することもできない。
「いっそ消えてしまえたら、楽なのに」
そんな思いが心にこびりついて、食事も喉を通らず、それでも、夫と子どものために料理を作り、子どもの前では笑顔を作っていました。
心はズタズタなのに、「母親だから」「妻だから」と、私は自分を殺して、無理に日常を続けていたのです。
子どもの幼稚園のバス送迎が始まり、少しだけ自分の時間ができたことが唯一の救いでした。
それでも毎日、心の中では問いが渦巻いていました。
「どうして私を裏切ったの?」
「私とは長年レスなのに、他の女性とは……?」
「今も連絡を取り続けているのかもしれない」
そうやって疑いながらも、
「夫の心を取り戻したい」
「もう一度愛されたい」
——そう願ってしまっていた、あの頃の私はまさに『サレラリ』の真っ只中でした。
いま振り返ると、あのときの自分がどれほど壊れそうで危うかったかがわかります。
体の関係を否定する夫の言葉を、信じたくても信じられなかった。
付き合っていた頃の彼の性格を思えば、きっと肉体関係はあった——そう確信せざるを得なかった。
もしかしたら、相手は一人じゃなかったかもしれない……。
あの頃は、自分の心を保つのに精一杯でした。
でも今は、こうして言葉にして、少しずつ自分を取り戻せるようになってきています。
もしあなたも、あの頃の私のように傷ついているのなら、
無理せず、少しずつでも、自分の気持ちを大切にしてあげてください。